小さい部品のすごい技術 茅ヶ崎 歯科
こんにちは
茅ヶ崎市東海岸の歯医者
タニモト歯科クリニック 歯科医師の池田です。
先日、東京ビックサイトで開催された東京モーターショーに行ってきました。
日本はもちろん世界中の車メーカーの乗用車やバイク、救急車やトラックなどの
商業車まで様々な乗り物が展示されていました。
さらに乗り物だけでなくそれに関わる部品メーカーもたくさん出展されていました。
例えばタイヤやシートベルトをはじめバネやネジなどの細かい部品を作るメーカーまで
車はたくさんのすごい技術が組合わさってできているのだと驚きました。
その中で歯科にも関わる部品を作るメーカーがあることを知りました。
それはベアリングです。
ベアリングとは回転部分に欠かせない部品のこと。
こちらのブースで企業の方がとても詳しく説明して下さいました。
ベアリングは車を構成する部品の中でとても重要な働きをしているようで
車1台つき100個以上も使用されているとのことでした。
これがないと車輪がガタついたりギアが噛み合わなくなったりしてしまい
スムーズに走ることができないそうです。
そして歯科器具のどこに使われているのかというと主にタービンです。
タービンとは歯を削る時に使う器具のことです。
虫歯治療をしたことがある方はこの器具を想像しやすいかと思いますが
実はこの削る部分は1分間に約40万回転、1秒間に換算すると約6500回も回転しているのです。
この高速回転を支えるのがベアリングです。
治療終了後、洗浄用薬液や高圧・高温環境での滅菌処理など
苛酷な環境に晒されても高速回転を維持する耐久性があります。
またそれだけではなく、歯を削る時の振動や音を小さくして
患者さんの痛みや不安を低減させる技術が組み込まれているそうです。
歯科医師にとっていつも当たり前に使っている道具ですが
こんなにも日本の技術と開発者の思いが詰っていることに感動しました。