ネイチャーアクアリウムとバクテリア 茅ヶ崎 歯科
茅ヶ崎東海岸の歯医者
タニモト歯科クリニック院長の谷本です。
2月のブログでご紹介しました、我が家の水槽。
水草が順調に生育して1ヶ月程で緑の絨毯が完成しました。
バケツの中で我慢してもらっていた熱帯魚達も
気持ちよさそうに泳いでいます(笑
水草育成には水中という特殊な環境から、
地上の植物育成とは違ったコツがあります。
今までの数えきれない失敗から学んだ事を
本日はご紹介いたします。
植物は昼間は光合成を
CO2(二酸化炭素)+H2O(水) →光→ O2(酸素)+ブドウ糖
夜間は呼吸を
H2O(水)+O2(酸素)+ブドウ糖 →Co2(二酸化炭素)+H2O(水)
行って生育します。また栄養としてN(窒素)、P(リン)、K(カリウム)
などを必要とします。
ここで重要な事は、
昼間は光合成に必要十分なCO2と光を供給すること。
空気中にCO2は沢山ありますが、水中のCO2は揮発しやすいです。
炭酸水も蓋を開けておくと気が抜けるのと同じ原理です。
そのためCO2ボンベから強制的に水中にCO2を添加します。
光は、強い光を発生する照明(蛍光灯・メタハラ・LED等)が必要です。
夜間は逆に水草と魚の呼吸があるため、水中のO2濃度が低くなり
酸欠になるのを防ぐため、エアレーションを行います。
また、魚が出すフンなどのアンモニアを分解するバクテリアを
育成するための濾過槽も必要です。
そして定期的な栄養補給は欠かせません。
魚、水草、バクテリアなどの生態系の相互作用が
バランスよく機能した時にはじめて、ネイチャーアクアリウムが
完成します。
水槽下のバックヤードです。
緑色の酒屋さんで見かけるボンベの中にはCO2が入っています。
筒状の濾過槽の中には水槽水の浄化のために働いてくれる
大事に育てた好気性バクテリアが繁殖しています。
口腔内には悪いバクテリアも沢山いますが、
バクテリア=悪者 ではない事を知ってほしいと思っています。