ふるさと富士 vol.1 大山(だいせん)
寒いー、花粉症がー、乾燥してお肌が。。。
立春も過ぎ、暦の上では春に向かっていますが
やはり2月は寒く、憂鬱に感じている方も多い事でしょう。
ただ、この時期はとにかく空気が澄んでいて
遠くの景色や星を見るには絶好の季節です。
写真は昨日日没直後の、茅ヶ崎から見た富士山。
「ふーじは日本一の山~」 と歌詞にもありますが
高さ、形、美しさ、存在感全てにおいて日本を象徴する山です。
ところで、日本全国には「〇〇富士」とよばれる
ご当地富士が約220もあるそうです。
全国の方々が、自分の地域を象徴する山に
「〇〇富士」と愛称を付けたくなる気持ちは私にも分かる気がします。
自分の街から象徴的な山が見えるのはうれしいものです。
大山 (富士市 オフィシャルホームページより)
「〇〇富士」のなかに、いくつか思い出に残る山があります。
その中でも一番好きな山、
「伯耆富士(ほうきふじ) 正式名称:大山(だいせん)」
を少し紹介したいと思います。
鳥取県西部にそびえる標高1711メートルの中国地方の名峰。
父親の実家が米子市近郊のため、幼少の頃から毎年遊びに行っていた
なじみのある山です。
本家富士山とは異なり、見る方向によって様々な表情をみせてくれますが、
日本海側の米子市から見る大山の雄姿が特にすばらしい。
又、大山から流れ出す川とその流域の自然環境が最高なのです。
日本全国で最も人口の少ない鳥取県。
裏を返せばそれだけ自然が沢山残されているという事です。
大山自体が海からさほど遠くない位置にあるため
川の源流から、中流域、下流域、河口に至るまでほとんど手を加えられていない
自然河川が数多く残されており、そこにはネイティブで美しい渓流魚が
沢山生息しています。 (・・・結局はつりの話になりました。)
・・・お気づきの方もおられるでしょうが、登山の習慣のない私にとって、
山の評価基準はそこを流れている川になります。
流れる水の色・温度・におい、生息する魚の種類、艶や体型、石の裏についている川虫の種類、
夕方から飛び出すカゲロウなどを見れば、
その川の源である山の豊かさは自然と肌で感じられるものです。
(長年渓流を歩いている人にはわかる感覚だと思います。)
豊かな山と川に育まれた鳥取県の自然は 、
非常に多様ながらも身近で遊びやすい印象があります。
多分中国山地の、なだらかで丸みを帯びた山々が
そんな印象を与えるのでしょうか。
都市中心部からすぐ近くに、豊かな山も河も湖も海も温泉もあります。
おいしい物も沢山あります。
あー、遊びに行きたくなってきました。。。
今後も、お気に入りのご当地富士を
偏った評価基準でご紹介したいと思いますのでお楽しみに!