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院内感染対策 

    IMG_0339.JPGのサムネール画像 

 

茅ヶ崎東海岸、タニモト歯科クリニック院長の谷本です。

 

本日、第二金曜日は院内勉強会の日。

「院内感染対策について」 と題して

日本歯科医学会監修の

「エビデンスに基づく一般歯科診療における院内感染対策」

という本を参考に行いました。

 

歯医者さんで院内感染なんて!と思われる方も多い事でしょう。

院内感染というと、

手術時などに輸血に使われた非加熱血液製剤による薬害肝炎や

院内MRSA感染などの耐性菌の問題を思い浮かべる方が

多いのではないでしょうか?

病院に行って風邪がうつった なども院内感染かもしれませんね。

 

感染と一口に言っても

接触感染、経口感染、飛沫感染、空気感染、血液感染など

感染経路は様々ですが、

歯科医院で特に対策を徹底すべきものは飛沫感染と血液感染です。

歯のみならず、金属やレジン(プラスチック)、石膏、場合によっては

顎骨をも削る医院内は、多くの粉塵が舞いやすい環境と言えます。

又、抜歯に限らず観血的処置の多い歯科診療は、

血液感染の起こりやすい環境とも言えます。

 

知識として知っているのは勿論のこと

定期的に現状をチェックしていくことで

常に安全で、安心して診療できる歯科医院環境を

維持していくように努めたいと思います。

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飛沫感染対策の主役、口腔外バキューム。

注)写真はイメージ画像です。。。