ブログ

かみあわせと虫歯。

IMG_0573.JPG茅ヶ崎東海岸、タニモト歯科クリニック院長の谷本です。

 

当院で取り組んでいる  「予防」。

 

「予防」というと、フッ素塗布やブラッシング指導、シーラントなど

子供の虫歯予防のイメージが強いですね。

しかし、歯石をとったり、歯を抜いたり、かぶせ物をしたり、義歯を入れたり・・・

全ての歯科診療行為は、健康維持のための予防だと考えています。

歯を削ってかぶせて歯を守る・・・「補綴的予防」という言葉もあるぐらいです。

 

予防を実現するべく口腔内の予言者となるため、一本の歯にばかり目を向けず

『一口腔単位』 で物事を考える。

簡単なようでとても難しい事です。

一口腔単位で考えようとすると、必要になってくることが

その患者さんの 『人となり』   を理解すること。

これはもっと難しい・・・。

・・・「ぼくの開業日記」著者;鷹岡竜一 によくでてくる言葉で気に入っています。。。

 

ちなみに、本日第一金曜日は、症例検討会の日。

歯科衛生士の、

「咬合」を勉強したいという要望に応え

「咬みあわせと虫歯の関係を考える」

と題してディスカッションしました。 

彼女達も、始めはプラークによる「炎症」にばかり目を向けていましたが

徐々に隠れた敵である「力」の存在に気づいてきたようです。

少しずつ視野が広がっていくと、より多くの患者さんの役に立てるはず!

 

 木を見て森を見ず にならないよう、日々訓練です。。。