かみあわせと虫歯。
当院で取り組んでいる 「予防」。
「予防」というと、フッ素塗布やブラッシング指導、シーラントなど
子供の虫歯予防のイメージが強いですね。
しかし、歯石をとったり、歯を抜いたり、かぶせ物をしたり、義歯を入れたり・・・
全ての歯科診療行為は、健康維持のための予防だと考えています。
歯を削ってかぶせて歯を守る・・・「補綴的予防」という言葉もあるぐらいです。
予防を実現するべく口腔内の予言者となるため、一本の歯にばかり目を向けず
『一口腔単位』 で物事を考える。
簡単なようでとても難しい事です。
一口腔単位で考えようとすると、必要になってくることが
その患者さんの 『人となり』 を理解すること。
これはもっと難しい・・・。
・・・「ぼくの開業日記」著者;鷹岡竜一 によくでてくる言葉で気に入っています。。。
ちなみに、本日第一金曜日は、症例検討会の日。
歯科衛生士の、
「咬合」を勉強したいという要望に応え
「咬みあわせと虫歯の関係を考える」
と題してディスカッションしました。
彼女達も、始めはプラークによる「炎症」にばかり目を向けていましたが
徐々に隠れた敵である「力」の存在に気づいてきたようです。
少しずつ視野が広がっていくと、より多くの患者さんの役に立てるはず!
木を見て森を見ず にならないよう、日々訓練です。。。