院内感染対策
茅ヶ崎東海岸、タニモト歯科クリニック院長の谷本です。
本日、第二金曜日は院内勉強会の日。
「院内感染対策について」 と題して
日本歯科医学会監修の
「エビデンスに基づく一般歯科診療における院内感染対策」
という本を参考に行いました。
歯医者さんで院内感染なんて!と思われる方も多い事でしょう。
院内感染というと、
手術時などに輸血に使われた非加熱血液製剤による薬害肝炎や
院内MRSA感染などの耐性菌の問題を思い浮かべる方が
多いのではないでしょうか?
病院に行って風邪がうつった なども院内感染かもしれませんね。
感染と一口に言っても
接触感染、経口感染、飛沫感染、空気感染、血液感染など
感染経路は様々ですが、
歯科医院で特に対策を徹底すべきものは飛沫感染と血液感染です。
歯のみならず、金属やレジン(プラスチック)、石膏、場合によっては
顎骨をも削る医院内は、多くの粉塵が舞いやすい環境と言えます。
又、抜歯に限らず観血的処置の多い歯科診療は、
血液感染の起こりやすい環境とも言えます。
知識として知っているのは勿論のこと
定期的に現状をチェックしていくことで
常に安全で、安心して診療できる歯科医院環境を
維持していくように努めたいと思います。
飛沫感染対策の主役、口腔外バキューム。
注)写真はイメージ画像です。。。